木は環境にやさしいエコロジー素材
素材を加工するには石油や電気など多くのエネルギーを使用します。そのエネルギーは使用時に変換され、多くの炭素を排出します。
これらのエネルギーが少ないほど環境負荷が少ないとされています。
ログハウスの原料となる木は、一般的な材料の中では製造時の炭素排出量が最も少ない素材。例えばアルミニウムの精製には、木の1000倍の炭素を排出します。シンプルな加工のログハウスは、見えない部分でもエコロジーな工法の家なのです。
ログハウスの故郷・フィンランドでは伐採が厳しくコントロールされ、森林面積は年々増加傾向にあります。
森を資源として積極的に活用することが森の活性化につながり、自然環境を守ることにもなるのです。
--カーボンニュートラル--
現代社会で大きな問題になっている二酸化炭素。
二酸化炭素は燃焼などでエネルギーが発生する時に排出されます。カーボンニュートラルとは、ライフサイクルの中で二酸化炭素の増減に影響を与えない物質を指します。
石油などの化石燃料が二酸化炭素を放出するだけなのに対し、木は二酸化炭素を取り込んで成長し、最期にはその二酸化炭素を空気中に排出。次若木がその二酸化炭素を吸収し・・・という閉じたサイクルになっています。ログハウスはログ材の中に二酸化炭素を保持した状態にあり、いわば立木の状態と同じようにとらえることができます。